プラチナの下落が止まらねぇ!お買い得チャンスタイムか?損切りタイムか?

2006年1月から2016年5月までの期間の金とプラチナの価格推移をグラフにしてみました 雑記
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マイルドな金・プラチナ投資をしてるけど、看過しがたいプラチナ下落

マイルドな金・プラチナ投資をしてるけど、看過しがたいプラチナ下落

管理人は2年ちょっと前から金とプラチナの積み立て投資をやっています。といっても田中貴金属に積立口座を開設して、毎月定額で積み立ててるというマイルドな投資です。お金を入れておけばあとは、田中貴金属側で定額の範囲内でイイ感じで買い付けてくれてるという仕組みです。

 

そんな感じの投資なのでデイトレーダーみたいに、「売りだ!買いだ!」と血眼になって相場の値動きをチェックするなんてことはありません。そもそも生活費を除いて余ったお金でやってますしね。

 

そんなマイルド投資をしてる管理人でも気にしてしまうくらいプラチナの下落がヒドいんです。株券と違って紙くずになることはありませんが、買ったプラチナが鉄くずにならないとも限らないので、色々と調べてみました。

 

 

 

そもそも、プラチナどんだけ下落してんの?

なぜ私が「最近プラチナ安いなー」と思ったかというと、プラチナの1グラムあたりの価格が4700円~4900円くらいで推移しているっていうイメージがあったからです。それが、ふと気づいたら3500円前後で推移してるし!まぁ、それにしてもプラチナがグラムあたり4000円切ってから10ヶ月くらい経ってますし、気づくの遅いんですけどね(苦笑)

 

直感的にわかりやすいように、2006年1月から2016年5月までの期間の金とプラチナの価格推移をグラフにしてみました。エクセル便利だ。

 

 

2006年1月から2016年5月までの期間の金とプラチナの価格推移をグラフにしてみました

(参考:数値は田中貴金属の税込小売価格(平均)より)

 

 

グラフにすると、数字だけ見てるのと違ったものが見えてきたりしますね。ちなみにオレンジの線がプラチナで、ブルーの線が金です。

 

今のプラチナ価格は史上最安値なのかと思ってたけど、2008年12月に2,578円というのが最安値です。2008年の6月 7,079円をピークに弾けたプラチナバブルの影響でしょうか。その頃はグラフだけ見るとプラチナに対しての投機熱が高まってたっぽいですね。

 

それよりも気になったのは、2008年12月に最安値を付けたプラチナが、それでも金よりは高かったということです。2011年10月から2012年12月にかけて金とプラチナの価格が逆転していますが、2016年6月現在も同じくプラチナのほうが安いという事態になってます。

 

世の中に存在する量からすると、プラチナよりも金の価格が高いというのは異常事態といってもよいと思います。

 

 

 

プラチナって金の何倍くらい希少なの?

モノの価値は需要と供給で決まるっていうのは経済の基本的なところですよね。プラチナもレアメタルといわれるくらいなので希少だと思いますが、金と比べてどれくらいレアなんでしょうか。プラチナと金の供給量を比較してみると・・・

 

【金とプラチナの有史以来の生産量】

金:155,000トン
プラチナ: 5,100トン

(参考: http://www.ginzatanaka.co.jp/coin/service/basic.html )

 

プラチナは金の30分の1しか掘り出されてない!!

供給量だけで価格が決まるとすると、金1グラムが4,500円のとき、プラチナ1グラム135,000円という計算になります。まさにレアメタル!

でも2016/6/17現在それぞれの価格は、

金1グラム 4,709円
プラチナ1グラム 3,891円

(参考:田中貴金属の税込小売価格より)

 

こうして数字だけ見ると、

「プラチナ、超お買い得じゃん!!」って気分になります。

 

 

 

なんでプラチナが安くなってるの?

なんでプラチナが安くなってるの?

「なんでプラチナが安くなってるの?」に対する答えは、「フォルクスワーゲンがやらかしたから。」というのが一般的な回答のようです。その経緯を具体的にすると・・・

 

 

フォルクスワーゲンが作ってるディーゼル車のエンジンの触媒にプラチナが多く使われている。

↓ ↓ ↓

2015年9月 フォルクスワーゲンが排気ガス検査で不正を働いたことが発覚!

↓ ↓ ↓

フォルクスワーゲンのディーゼル車の生産量が減少するんじゃないか?という市場の予想

↓ ↓ ↓

プラチナの需要が落ち込む

↓ ↓ ↓

プラチナ価格暴落

 

 

納得いくような、納得いかないような解説ですが、ディーゼル車1台につきプラチナが4gから6g使われていること、フォルクスワーゲンの市場シェアを考えるとそうなのかも。

 

ま、とにかくプラチナの価格がめっちゃ落ちてるんですよ。

 

 

 

まとめ

結局のところ、現在プラチナが金よりも安くなっているという歪み(ひずみ)が出てる。この状況をどう判断するかというところでしょうね。

 

私はというと、今がプラチナの底値でいずれグラム4500円~4800円に戻るんじゃないかなって予想して、ちょこっとプラチナ買い足しました。そのように判断した材料は以下の通り。

 

・フォルクスワーゲンが打撃を受けたのは事実だけど、倒産してないし盛り返すんじゃね?
・工業用途でプラチナに変わるレアメタルが市場を席巻したというニュースもない。
・2006年から現在までの間で金よりもプラチナが安くなった期間は短い。
・以前、金よりプラチナが安くなったときは2011年10月から2012年12月と約1年でプラチナ優位に戻った。今回も1年くらいで戻るんじゃないかという淡い期待。
・そもそも生産量からしてプラチナ安すぎるだろう。

 

とはいえ、そこまで突き詰めて調べてもいないので、どうなるかは神のみぞ知るといったところです。「お前の記事読んでプラチナ大量買いしたけど、損こいたー!」と言われても責任とれませんので、投資するときは自己責任でおねがいします。

 

一般的に相場よりも安すぎるとか高すぎるといった異常値を示してる時って、投資のチャンスだったりもしますからね。単純にプラチナを買うという以外にも色々とチャンスが眠っているのかもしれません。

 

そんなこんなで、この記事についてはここまでといたします。また、気が向いたら投資っぽい記事も書こうと思います。とりあえず今は世間を騒がせたビットコインやグーグルが出資したリップルコインについて興味があるので、時間を見つけて調べてみようと思います。

 

 

 

では、身の丈に合った投資をして、よりよい生活を。

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