お客さんから、法人向けにメールDM業者を使った新規開拓を始める際のアドバイスを求められたとき考えたことをまとめておきます。もしかしたら、メールDMで戦略を立てる際の参考になる部分があるかもしれません。
メール1件1円だろうと準備はしっかりすべき
メールDM業者によりますが、今回相談に挙がっていた業者さんはDMメール1件1円という価格設定でした。これはメチャクチャ安いですし、成約数がある程度見込めるのであればコスパ最強な戦術になります。
かかる費用の安さからいっても、試してみる価値は十分にあります。ただ、現状のホームページに誘導するだけではアクセス増は見込めるものの、成約率は必ずしも高くないと思います。安いからと言って雑に取り組むのではなく、しっかりと準備して取り組むのがよいです。
ということで、メールDMの効果を最大限にするための指標と取り組みについて、私の考えをまとめておきます。
チェックすべき指標
すべての数字が取れる訳ではないと思いますが、チェックすべきポイントは以下の6つです。
(1)メール到達率(メールが届いているか?)
↓
(2)メール開封率(メールが開かれたか?)
↓
(3)メール読破率(メールが読まれたか?)
↓
(4)サイト流入率(HPを訪れてくれたか?)
↓
(5)問い合わせ完了率(問い合わせが完了したか?)
↓
(6)成約完了率(成約できたか?)
行うべき取り組み
成約完了率をアップするために、気を付けるポイントは以下の通りです。
(2)メール開封率をアップするために
・思わず開きたくなるようなキャッチーなメール件名にする
・読み手が自分に関係のあることと思えるメール件名にする
(3)メール読破率をアップするために
・HPで詳しい内容をチェックしたくなるような内容にする
・新PASONAの法則などを参考に文章を作成する
※新PASONAの法則の詳細は『稼ぐ言葉の法則』(神田昌典 著)に載っています
(5)問い合わせ完了率をアップするために
・法人向けのセールスレターを書く
・新PASONAの法則などを参考に文章を作成する
・問い合わせフォームの項目を法人向けに変更する(現状の問い合わせフォームのままでいいのか?)
・これまでの実績を掲載する(関連する事例やお客様の声なども掲載する)
メールDMを依頼する前に確認しておきたいこと
・メールは何件単位で送信依頼できるのか?
・メールを送る先の業種や地域は絞り込めるのか?
・2度目以降のメールを送る際に特定のメールアドレスを除外できるのか?(「今後メールを送って来るな」というクレームが入ったときに対処できるかどうか)
・メールの到達率をチェックできるのか?
・メールの開封率をチェックできるのか?
確認しておきたいことの中でも特に重要なのが、「メールを送る先の業種や地域は絞り込めるのか?」です。この絞り込みができると、メールの件名・本文・HPの文言をかなり具体的なものにできるため成約率アップにつなげやすいです。
私が考えた「WEBのプロが考えるメールDM業者の選び方」は以上です。
メールDMで法人アプローチを考える際の参考にしてみてください。
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