システム開発の抱える問題
かれこれ携わってから2年くらいになる予約システムがいよいよリリース間近になりました。長かったような、早かったような、そんな印象です。
小規模とはいえ本格的なWEBシステムを作るのは初めてでしたし、設計からフロントエンドからバックエンドまで全部一人で開発というあたりがシンドイ感じでした。つらみと引き換えに得たものも大きいので、後悔とかは無いです。
今回の開発を通じて、システム開発の抱える難しさみたいなものを実感しました。一番の難しさは、発注サイドと開発サイドの認識のズレに起因しているのかなと感じました。実現したい機能についてのフワッとしたイメージを、整合性を保ちつついかに実装に落とし込むか。そこが肝だった気がします。
システム開発って失敗に終わってしまうことが多いと聞きます。先ほど挙げたような発注サイドと開発サイドの認識のズレを擦り合わせないまま、納期と予算だけ決めて走らせる。そんなやり方をしたら、開発がクラッシュしちゃうのは火を見るよりも明らかです。
そして私が開発を通じて最も意外だったのは、「一番大事なのは技術力ではない」という事実です。あったら便利な技術力ですが、それよりも必要なものがあったんです。
嘘くさいけど、一番必要なのは「根気」でした
システム開発をやり遂げるために必要なのは「技術力」じゃなくて「根気」。そんな風に感じました。
とかいいつつ、私も開発を始めた頃は、「技術力が一番大事だ」と思って主要なプログラミング言語やらフレームワークやらデータベースやらをガムシャラに勉強し、実装してました。今考えると、それはそれで大事な時間だったんですが、ずいぶん遠回りをした気がします。
システム開発って「要望を聞いて設計」→「実装」→「テスト」→「微調整」→「納品」みたいな流れで語られますが、そんなストレートに終わるわけがありません。実際は行きつ戻りつの繰り返しです。非常に泥臭い作業です。
そんな泥臭い作業を続けて、思い通りにいかなくても、焦ることなく淡々と進められる根気が一番大事だと感じました。ま、実際は焦りもありましたし、途中でイヤになったことは何百回もありましたけどね。でも、辞めなかった。
今日ダメだったら休めばいい。でも明日になったらまた問題解決に取り組もう。それくらいのユルさで続けられたのがよかったのかも。
「根気」を持って何かを続けていると、いつか花開くときが来るかもしれません。何事も根気を持って取り組めたらなと思います。
コメント
読み応えがある記事ですね。
更新楽しみにしてます!!
自分を変えるブログの管理人さん
コメントありがとうございます!
楽しみと言ってもらえると、ヤル気が湧いてきます。
コツコツ更新していきますねー。