『聞き出す力』を読んだ感想

『聞き出す力』を読んだ感想 読書
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プロインタビュアーの仕事っぷり

プロインタビュアー吉田豪さんが自らのインタビューのときのようすなどをまとめた本。吉田豪という人を知ったのは、名古屋ローカルの番組。ブレイクの兆しが見え始めてたお笑い芸人の有吉さんが、名古屋の街で飲み屋をはしごしながらゲストとトークを繰り広げるというユルい番組。そこにゲストとして登場していたのが、吉田豪さん。プロインタビュアーっていう聞きなれない肩書と、あの有吉弘行が「絶対にインタビューを受けたくない」と恐れた男、という印象。

なぜ、この本を買おうと思ったのかハッキリとは覚えていないけど、たぶん誰かの面白い部分を引き出そうと思ったらどんなアプローチの仕方があるのかに興味が湧いたような気がする。ま、軽めの読み物なのでそこまで目的意識をもって読まなくてもいいと思う。

本の中にも書いてあったけど、100万部売れた『聞く力』に便乗して企画された本らしい。タイトルを見ると確かに二匹目のどじょう狙いのニオイがプンプンする。とはいえ、巻末に阿川佐和子との対談が掲載されていたりとシャレがきいてて面白い。

インタビューで実際に遭遇したできごとを、面白く書いてくれてる本なのでエンターテインメントに近い読み味でした。ただ、その裏に見え隠れするのは吉田豪さんのプロとしての仕事に対する姿勢。インタビューが決まると、事前に鬼のように取材対象を調べ上げる。出演している作品などは全てチェックしてインタビューする相手のことを、本人よりも詳しくなるんじゃないかってくらい知ろうとする。そういう風に、ちゃんと努力してるから今があるんだろうなーと思えた。

裏側とか下ネタとか、タブーっぽい事も盛りだくさんなので、イイ感じにゴシップ欲が満たされました。

 

 

聞き出す力

『聞き出す力』を読んだ感想

AKB48・指原莉乃に前田敦子、大仁田厚、橋本真也、内藤大助、ターザン山本、小林旭、三國連太郎、樹木希林、太田光代、明石家さんま、森喜朗元首相まで取材時のエピソードが盛りだくさん。テレビでよく見る人ばかりなので、とても楽しく読めました。

 

新書: 239ページ
出版社: 日本文芸社 (2014/12/19)
言語: 日本語
ISBN-10: 4537260890
ISBN-13: 978-4537260892
発売日: 2014/12/19

 

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