『プリズナートレーニング』を読んだ感想

『プリズナートレーニング』を読んだ感想 読書
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ダンベルもマシンも不要な自重トレーニング

私がこのプリズナートレーニングを読もうと思ったのは、たるんできた体をなんとかしたいと思ったのがきっかけです。ただ、仕事場に引きこもっている時間も多く、納期の近いプロジェクトもいくつもあるのでジムにトレーニングに行くという優雅な時間が無い。それにジムに入ったとしても、2か月も経たないうちに幽霊会員になる自信がある。

そんなヘタレな私にとって、自宅でダンベルもマシンもなしにできるトレーニングというのは魅力的に思えた。それで、ダメ元でいいからとこの本を買ったわけです。結果としては買って正解でした。

 

23年間、刑務所で過ごしたポールが磨き上げたトレーニング法

なぜ、ダンベルやマシンを無しでトレーニングできる方法があるのか?そして、なぜそんな方法に納得できたか?そこには理由があります。著者のポールは20年以上も刑務所暮らしをしてきました。刑務所の中では直接的な力(つまり暴力)が支配する世界。トラブルに巻き込まれないためには、自らの肉体を鍛えるしかないそうな。で、気の利いたトレーニング器具があるわけでもない刑務所で、いかに強い肉体を作っていくかということを極めた男の話というのは説得力が違いました。すべてが理にかなっている。

プリズナートレーニングのやり方に反対しようという気は全く起こりませんでした。その証拠に本を一通り読み終わったらスグにトレーニングを始めましたから。これなら続けていけそうだと思えるトレーニング法についても、しっかりと書かれていました。

 

成果を急がず、ゆっくり始める

男っていうのは、そういう生き物なのかもしれないけど、ダンベルを持つなら限界ギリギリの重さのものでトレーニングしようとします。腕立て伏せするにしても、いきなり50回以上を目標にしたり。本書でもポールは向上心は必要なんだけど、成果を急ぎ過ぎるのはよくないと釘をさしています。

しっかりと体ができていない状態で、ハードなトレーニングをすると関節や腱を痛めてしまいます。それでは持続的なトレーニングはできなくなる。そういったトレーニングに対する姿勢についても、PART3の「セルフコーチになるために」という章に書かれています。この章が私のトレーニングに対する考え方を変えてくれました。

 

ものすごく簡単なところから、究極の高みまで

本の中では、部位ごとのトレーニングが写真入りで解説されています。それぞれの部位を10個のステップに分けて進めて行くスタイルです。1個目のステップは、本当に負荷の少ないトレーニングです。たとえばプッシュアップ(腕立て伏せ)のトレーニングのステップ1は壁に向かっての腕立て伏せです。ビックリするくらいイージーです。でも、反動をつけずに1回ずつしっかりと腕立て伏せをすると、壁に対する運動でもかなり腕の筋肉を刺激してくれます。

こういう一見簡単に見えるトレーニングもしっかりとこなして、確実に自分のものにしてから次のステップに進む。遠回りに見えるけど、それが一番の近道だと言えます。ステップごとに「これを無理なくクリアできるようになったら次に進む」という回数とセット数が明確になっているのもありがたいです。

私も5年後にムキムキになっていられるように、少しずつですが確実に続けていこうと思います。

 

プリズナー・トレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ

『プリズナートレーニング』を読んだ感想

表紙のイラストみたいな肉体になったら、それはそれで悪目立ちしてイヤかも(笑)

 

単行本(ソフトカバー): 328ページ
出版社: CCCメディアハウス (2017/7/28)
言語: 日本語
ISBN-10: 4484171066
ISBN-13: 978-4484171067
発売日: 2017/7/28

 

>> 本の詳細はコチラ

 

 

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