成功するか否かの分岐点は「やり抜けるかどうか?」
「才能が無ければ成功できないのか?」というテーマはなんとも魅力的に映る。ちょっと前に読んだ『超一流になるのは才能か努力か?』の類書のような感じ。それでも気になって買ってしまいました。
>> 『超一流になるのは才能か努力か?』 を読んだ感想はコチラ
私にとっては、この本を読むことで自分のやる気をいかに奮い立たせられるかが重要だったりした。非常に個人的な問題ではあるが、私は飽きっぽい所がある。ま、その飽きっぽいという特徴を長所として、新しいことにどんどんチャレンジしていくのもいいかなぁと考えていた時期もあった。
それでも限られた時間の中で何かを成し遂げようと思ったら、ある程度分野を絞って集中的に取り組む方がいいんじゃないかと今さらながら思っている。「飽きる自分とどう向き合い、何に集中していくか?」という問いに対する答えを探しながら読み進めてみた。
「アイツは才能があるから成功したんだよ」は快適すぎる逃げ場
スポーツの世界を初めとして、あらゆる分野で天才と呼ばれる人たちがいる。私みたいな凡人は天才をリスペクトしているし、彼ら彼女らの才能をうらやましく思ったりする。そして、ボソッと口にする。
「アイツは才能があるから成功したんだよ」
でも、それって本当の意味でのリスペクトではなくって「私は才能に恵まれなかったから成功してないんです。でも、それでいいんです。だって才能を持って生まれてこなかったから。」という自己擁護の裏返しになってないか?そんな風に思うときがある。
以前読んだ『超一流になるのは才能か努力か?』にも、今回読んだ『やり抜く力 GRIT(グリット)』にもイヤっていうほど書いてあるが、「天才と言われる人たちは擦り切れるくらい何かに没頭し、血ヘドを吐きながらも前に進んでいる」のだ。誰も自分が才能があると思ってないし、ただただ愚直で変態的な努力家といった方が適切かもしれない。
そんな変態的な努力家に自分がなれるかどうかは謎だけど、チャレンジしてみるのもいいかなと思う。自分が簡単にできると思えることだけを繰り返していては、いずれ退化していく。一流のボディービルダーは体の部位をいくつかに分けて毎日トレーニングする。彼らは「どこかが筋肉痛になっていないと落ち着かない」んだそうな。
筋肉痛ではないが、常に自分のキャパシティーを超えた部分を抱えながらもがき続けることが、成長なり成功なりにつながる近道なんだろうな。憂鬱でシンドイことだらけだと思うけど、それでも強く生きていこうと決めたのでした。
単行本(ソフトカバー): 376ページ
出版社: ダイヤモンド社 (2016/9/9)
言語: 日本語
ISBN-10: 4478064806
ISBN-13: 978-4478064801
発売日: 2016/9/9
この本、目次を眺めてるだけでも結構刺激的です。「なんか最近向上心が足りてなくてヤバいかも!?」と危機感を持っている方にオススメの一冊です。
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