2016年はVR元年?ナニソレおいしいの?
今年に入ってから気になっていたもののうちの一つが「VR」。プレイステーション4が好調のソニーが今年の10/13にPSVRというVRヘッドギアを発売すると決まってから、VR元年という言葉が私の中で現実味を帯びてきたのが大きいかも。
そこへきて、7/12のアマゾンプライムセール。まさかこの本がkindle版で99円で買えるとは・・・。プライム会員として便利に利用させてもらってるアマゾンだけど、「プライムセールなんかで不要なもの買わねぇよ」と斜に構えていたはずなのに。買っちゃった。
VR(バーチャルリアリティ)って聞くと、ゲームとか映画の世界限定みたいな感じだけど、そんな狭い領域では終わらなさそう。一気読みして気になったポイントをまとめてみました。
日本人と欧米人の「バーチャル」に対する認識の違い
この本に書かれていて知ったんだけど、日本人と欧米人では「バーチャル」に対する認識がかなり異なってるっぽい。簡単に言うと、日本人は「仮想現実」を現実とは別のアナザーワールド的な認識が強い。すぐに初音ミクと握手できちゃう的な発想が浮かぶみたいな。
一方で欧米人にとっての「Virtual」は、現実の延長線上とか現実との重なり的な感じが強くて「ほぼ現実と一緒」と感じてるっぽい。
言葉に対する認識が違うからこそ、日本人はコンテンツで勝負していけるんじゃないかなーと思った。
高くてデカいヘッドセットが流行る訳ない・・・今の所はね。
VRゴーグルって今のところ、こんなサイズ感。ヘッドセットも同じようなもんだよね。バーチャルな世界への没入感はスゴいかもしんないけど、正直なところ
「こんなデカくて高価なもんが普及するわけない。」
と思った。
でも、歴史を振り返ってみると初期の携帯電話ってショルダーバッグみたいなの肩から提げるタイプのものだった。「あんな重たくて高いもん普及するわけない。」⇒誰もが携帯電話持つ時代になった。
スマホもそう。2007年に登場したときはそれ程でもだったけど、2010年にiPhone4が爆発的に売れてからは誰もがスマホを持つ時代に。
VRのデバイスも軽量化されて、サングラスとかコンタクトレンズくらいになったら一気に普及するんじゃないかな。
2020年東京オリンピックを楽しむ本命のアイテムは8Kテレビじゃなくって、VRヘッドセットになってるかも。そんな未来を想像するとワクワクが止まらない。
ウィンブルドンの試合をVRを使ったグラウンドレベルで見てみたいなぁ。
WEB屋の視点で見たときのVRビジネスの稼ぎ所
フェイスブック、グーグル、アマゾン、アップルといったITの巨頭がこぞって巨額の投資・開発を進めるVR分野。これが進まないハズないよね。ま、広まるのはわかるし、大いにウェルカム。
ここで、自分に紐付けて考えてみることが大事。WEB屋としてVRビジネス周りで稼ぎ所ってどこになるんだろう?
誰もがVR空間にログインするようになったら、その中で広告販促が求められてくるハズ。そこにWEB屋の入り込むスキがあると思う。
開発者のリソースとかを考えるとHTML5+CSS3+Javascriptの延長線上の何かがVR内でのサイトっぽいサムシングの構築に使われるようになるんじゃないかな。「あまりにも高度なプログラミングでなきゃ開発できない」ってなると、需要に供給が追いつかない気がするし。
ま、そのあたりは世界中の頭のいい人がVR内での標準規格とかの道筋を作ってくれるハズなので、そのレールにいかに早く適応するかが勝負だなぁ。
人が集まるところには必ずビジネスチャンスが生まれるので、VR界隈がどういう方向で進んでいくのかは継続してウォッチしておかなきゃなって思います。
VRビジネスの衝撃―「仮想世界」が巨大マネーを生む
実現可能性の高い未来予想が書かれているようなもんなので、未来を先取りしたいという方は読んでみるといいかも。
新書: 224ページ
出版社: NHK出版 (2016/5/10)
言語: 日本語
ISBN-10: 414088486X
ISBN-13: 978-4140884867
発売日: 2016/5/10
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