レスポンシブWEBデザインが身につく本
WEBページで段組をいかに実現していくか?から始まって、レスポンシブデザインのHTML5&CSS3が自力で作れるようになる本です。「読む→自分でHTML5&CSS3を打ち込む(写経)→ブラウザで確認」を繰り返しながら理解を進めれば、レスポンシブWEBデザインのサイト構築ができるようになります。
clearfix についての解説が超よかった
いよいよスマホを無視できなくなってきた昨今、レスポンシブWEBデザインのサイト構築についてちゃんと理解しようと思いこの本を買いました。全体として有益な情報がたくさん載っていた本ですが、中でも私が感動したのはclearfix(クリアフィックス)の説明。
本書の29ページからコラムとして「clearfixの仕組み」という所があります。これまでも散々お世話になってきたclearfixですが、なぜそうなるのか?まで突っ込んで調べたことはありませんでした。フローティングによるレイアウト崩れを回避してくれる便利なオマジナイくらいの理解でしたから。
その謎だったclearfixを図解入りで3ページにわたって解説してくれてます。クリアフィックスについてちゃんと理解したいという方は、その目的だけでも買う価値あるかも。
WEB屋ならどのようにしてレスポンシブできるのか知っておきたい
「レスポンシブWEBデザインが構築できるようになれる」本ですが、「いやいや、俺はBootstrap使ってるから、そんなこと考えなくてもいい」とか「私はWordPressのレスポンシブテーマ使ってるから必要ない」という声が聞こえてきそうです。ま、実際そういったCSSテンプレートやテーマなどを使えば要らない知識かもしれません。
それでも、WEB屋さんは知っておいて損はない知識だと思います。私の場合ですが、テーブルレイアウトで構築されたレガシーなHTMLを「見た目はそのままにレスポンシブにしてほしい」というお客さんからの依頼に答えるときに、この本で学んだことがそのまま役立ちました。
なんでそうなるのか?まで知っておくことで応用範囲が広がりますからね。
HTML5&CSS3デザインブック (ステップバイステップ形式でマスターできる)
フルカラーで図がふんだんに使われているので、直感的にも理解しやすいです。
単行本: 319ページ
出版社: ソシム (2014/10/28)
言語: 日本語
ISBN-10: 4883379647
ISBN-13: 978-4883379644
発売日: 2014/10/28
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