サンプルコードがいっぱいの実用的な一冊
Perlというプログラミング言語を使って、仕事を効率化するために役立つ本。著者は、サンプルコードによるPerl入門 を運営している木本裕紀さん。運営ブログのタイトルに偽りなく、実用に使えるサンプルコードが盛りだくさん。
「なんか、毎日同じ作業繰り返してない?」と感じたら効率化のチャンス!
誰もが仕事でパソコンを使うのが当たり前の世の中になりました。慣れてしまうとなんてことはなかったりしますが、日々の業務では同じ手順の処理を何度も手作業で繰り返していることがあります。「なんか、毎日同じ作業繰り返してない?」と感じたら効率化のチャンスです。
エクセルのマクロで自動化するのもいいですが、より自由度の高い処理を高速で行おうと思ったらPerl(パール)を選ぶというのもいいかもしれません。
私は、WEB屋なので基本的にはHTMLやらCSSやらのテキストファイルを編集する仕事が多いです。「300ページ以上の静的なHTMLファイルの一部分だけ全部置き換えしてほしい」というお客さんからの依頼もあります。そんなとき手作業でやってたら気が狂いそうになります。そこでPerlの登場です。ササッとスクリプトを書いて、ペッと実行して、置き換え漏れが無いかチェックして終了。実行にかかる時間は数十秒です。
そんな風に使うときにもPerlは便利です。この本が一冊手元にあれば、日常業務で必要になってくる処理を書くのには困らないので重宝しています。
Perlで何から順番に学べばいいのか?
私は独学でWEBや本の情報を頼りにPerlを覚えて使ってきました。その中でいくつかの壁があり、それを越えると新たなステージに進んだと感じた壁が5つあります。その5つは以下のものです。
(1)ファイルの入出力
(2)日本語文字化けしないための処理
(3)正規表現
(4)リファレンスと多次元データ構造
(5)オブジェクト指向
上記すべての壁を乗り越えるための内容が本書には詰まっています。サンプルコードを改造して自分用に作り変えながら試行錯誤を繰り返していけば、必ずできるようになります。
もっと自在にサーバを使い倒す 業務に役立つPerl
単行本(ソフトカバー): 352ページ
出版社: 技術評論社 (2012/4/11)
言語: 日本語
ISBN-10: 4774150258
ISBN-13: 978-4774150253
発売日: 2012/4/11
「日常業務で発生する大量のデータ加工を効率化したい」という方にオススメです。WindowsでもMacでもLinuxでも使えます。
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