「哲学の本読んでる」って響き、なんか賢そうですよね。人一倍賢く見られたい欲の強い僕は、学生時代から哲学の本を開く機会が何度もありました。でも、読み始めると眠気に襲われて結局何も残らない。
哲学というのはハイレベル過ぎて、僕の脳スペックでは対処できないシロモノなんだな。そんな風に思って数十年の時が経ち、この『武器になる哲学』に出会いました。
『武器になる哲学』には、「なぜ哲学の本を読むと退屈で眠くなるのか?」「なぜ哲学でありがたい言葉っぽく取り上げられてるフレーズが陳腐に見えるのか?」という、何となくボンヤリと思ってたことに明確な回答を与えてくれます。
ここにその答えは書きませんが、第一部【哲学ほど有用な「道具」は無い】に答えが載ってます。気になったらチェックしてみてください。
哲学者の思考プロセスを辿ると、知的戦闘力が上がる!
この本を読んで得られたものは「知的戦闘力の上昇」です。といっても、知的戦闘力を測定できるスカウターがあるわけじゃないので、知的戦闘力とか意味不明ですよね。
一言でいうと「抽象的な思考が研ぎ澄まされる」感覚です。
仕事でもプライベートでも問題に直面した時に、がんばって対応するのは当たり前です。ただ、がんばりの方向や強さはそれでいいのか?と別の角度や視点、粒度で問題を見つめることで「二度と同じ問題が起こらない体制」を作れることがあります。
そういった問題解決能力を身に着けるためのプラスになる事例や考え方が散りばめられています。
『武器になる哲学』を読んで、
知的戦闘力を高め、よりよい世界を作っていきましょう!
武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50
日本全国の「賢いと思われたいから哲学の本を手に取ったけど、イマイチ何も身に付かなかった」と嘆く人に読んでほしい。そう思える一冊でした。
単行本: 368ページ
出版社: KADOKAWA (2018/5/18)
言語: 日本語
ISBN-10: 4046023910
ISBN-13: 978-4046023919
発売日: 2018/5/18
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