2020年一発目の読書は、『「仕事ができるやつ」になる最短の道』を読みました。今年は個人的に結婚することもあって、さらに年始から仕事を頑張っていきましょう!的な機運が高まっています。そんな僕にベストマッチな本タイトルでした。
スーパースターではない我々が仕事にどう向き合うべきか?
売れ筋の人気ビジネス書なんかは、どん底の失敗からのド派手な成功だったり、時代にも才能にも恵まれた人たちの成功物語だったりが多いです。ドラマがあるし、読み物として面白いものも多く、僕も好きです。
しかし、今回読んだこの本にスーパースターは登場しません。言い方は失礼かもしれませんが「どこにでもある会社の、ちょっとできる人たちの話」が多いです。それだけに、「これなら今日から取り入れられそうだ」というものが多く含まれています。確実にアウトプットにつなげて習慣を変えていくことで、仕事ができるやつになっていけそうです。
「最短の道」とはいえ、一朝一夕では変わらない
本のタイトルに「最短の道」と書かれていますが、チート的なことは一切書かれていません。むしろ「習慣を変えることがが一番大事」とか「3日で身に着くスキルは3日で誰でも追いつけるようになる」というフレーズが出てくる骨太なメッセージが主体。明日からバリバリ仕事ができる人に変身できるスペシャルアイテムを探してる人には物足りない内容かもしれません。一方、本気で何かしら変わっていきたいと思っている人には得るものが多いです。
章の分け方が秀逸で読みやすい
この本を読んで「いいな」って思ったのは、章の分け方がわかりやすい所です。その改善ができるようになるまでにどれくらいの期間がかかるか?で章を分けてくれています。具体的には、
第1章「今日からできること」
第2章「1週間程度でできること」
第3章「1か月以上しっかりと取り組むべきこと」
第4章「1年程度かけてじっくりと取り組むこと」
第5章「3年は取り組むべき大きなテーマ」
第6章「一生かけてやる価値のあること」
という風に章立てされています。
僕の心にズキューンと刺さった部分
本書を読んで特に刺さった部分は、
第1章の
50歳以上しか採用しない会社の社長が言った「人生の変え方」
です。「続けることそのものに価値があるから、些細な日常の習慣を重視しなさい」と言いながらも「無理してできないことを続けない。」「挫折を糧にして得意なものを見つけていきなさい。」という部分にしなやかな包容力みたいなものを感じました。
「仕事ができるやつ」になる最短の道
一年の仕事初めで会社に向かう電車の中で読んだりすると、シャキッとしていいかもしれません。
安達 裕哉 (著)
単行本: 224ページ
出版社: 日本実業出版社 (2015/7/30)
言語: 日本語
ISBN-10: 4534053002
ISBN-13: 978-4534053008
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