最近iPhoneアプリ開発をしています。まずは、本の通りに、ということで進めていたんですが、実機でコンパイルするとエラーになってしまいました。どうやらiOS12.4なのが原因みたいです。僕のiPhoneは6なんです。Sが付かない6。
このSが付かないというのがミソで、iPhone6はiOS13を入れることができないんですよ。(iPhone6s以降は入れられる!)この切り捨てられた世代のiPhone6で、作ったアプリを動かしたい!ということで、調べてみました。
「iPhoneアプリ開発集中講座」で作ったアプリをiPhone6実機(iOS12.4)で動かす方法
さっそく手順を紹介します。
(1)ApplicationSceneManifestのエントリーを削除する
Info.plist ファイルを開き、「ApplicationSceneManifest」を消します。右のほうにあるマイナス記号(一時停止の道路標識みたいなマーク)をクリックすると消せます。
(2)SceneDelegate.swift を削除
(3)AppDelegate.swift の下の方の記述を削除
// MARK: UISceneSession Lifecycle より後の
選択部分をすべて消します。
(4)AppDelegate.swift に一部追記する
赤丸部分に「var window: UIWindow?」を追記します。
(5)TARGET の General の Development Info のiOSバージョンを実機に合わせる
本に書き込みしたった
もの覚えが悪い僕は、何度も同じことを調べるに決まってる。ということで、本に直接メモしておきました。これで、いつでもすぐに対応できる!
たった2日でマスターできるiPhoneアプリ開発集中講座
↑今回、学習に使った本はこれです。ストーリーボードという作り方でアプリ開発をしているので、iOS12.4の実機でもコンパイルすることができました。画面のキャプチャーと説明がふんだんに盛り込まれていて、iPhoneアプリ開発の入り口としては最高です。2日で終わらせることはできませんでしたが(笑)
王道のiPhoneアプリ開発本
実は、「たった2日でマスターできるiPhoneアプリ開発集中講座」を買う前に、もう一冊買って実習した本があります。
それが、この「絶対に挫折しないiPhoneアプリ開発「超」入門 第8版」です。こちらの黄色い本はiPhoneアプリ開発に使うSwift(スウィフト)というプログラミング言語の解説も載っています。プログラミングについて学びたい!という方にもオススメです。
ただ、iOS13以降でしか動かせないSwiftUI(スウィフト・ユーアイ)という作り方で進めているのでiPhone6では動かせませんでした。
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iPhone6でコンパイルしようとすると、こんなエラーが出ます。「’View’ is only available in iOS 13.0 or newer」と書かれている通り、iOS13.0より新しいOSでしか利用できないよ、というエラーがいっぱい。
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iPhone6でコンパイルはできないけど、シミュレーターで動かすことはできるので、学習する分には問題ありません。
まとめ
ということで、「iPhoneアプリ開発集中講座」で作ったアプリをiPhone6実機(iOS12.4)で動かす方法について紹介しました。「そろそろ買い替えなきゃな~」と言いながら、ここまでズルズルとiPhone6を使い続けています。「iPhone6本体で作ったアプリが動かせなかったら買い替えよう」と思ったんですが、動かし方がわかってしまったので、もうしばらく使ってそうです。
この記事が自作アプリをiPhone6で動かせない方の助けになれば幸いです。
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