漫画の持つ可能性
普段は文章を書くことの多い私ですが、漫画というメディアの持つ破壊力は侮れないものがあると感じています。私自身も漫画大好きですからね。小難しい理論の話なんかでも、ちょっと挿絵と吹き出しがあって漫画風になっていると、読む前の抵抗感が薄れたりします。
文章を書いている身としては、「読まれてナンボ」という考えがどこかあります。アウトプットした時点である程度スッキリもしてるんですが、自分の出したものを読んでくれて色々なことを思ってもらえたら嬉しかったりします。漫画の持つ可能性を掘り下げる実験として、ちょっとエッセイマンガを描いてみました。
そのマンガは仕上げてYouTubeにアップしてあります。具体的にどのような工程で完成させたかを紹介しますね。記事の最後に動画も貼っておきますので、お暇なら見てやってください。
エッセイマンガの作業工程
工程(1)テキスト書き起こし-30分(1099文字)
まずは、漫画に描きたい内容(ナレーションと台詞)をダーッと書きだします。テーマが決まっていれば、文章書くのはサクサクいけるので、30分でできました。
工程(2)絵コンテ-3時間(43コマ)
NHK朝の連続テレビ小説「半分、青い。」のヒロイン鈴愛(すずめ)ちゃんみたいに、いきなり本番を描けるような才能があったらいいのに。そんな風に思いながらも、凡人な私はザックリと絵コンテをノートに手書きします。ま、絵コンテといっても、本気で漫画家を目指してる方からしたらウンコみたいなレベルのものです。
工程(1)で書いたナレーションや台詞に合った絵はどんなのかなぁ?と連想ゲームみたいにして描くものを決めてサササッと描く感じです。
それでも、何を書くかをこの段階で明確にしておくことで、後工程がスムーズになったと感じています。
工程(3)前編仕上げ(イラレで作成)-5.5時間(22枚)
工程(2)で描いた絵コンテを元に、1枚ずつイラストレーターを使って絵にしていきます。絵コンテを描いたときから少し時間が経っているので「やっぱりこう描きたい」みたいなのも出てきます。この時点で描くものを変えたりっていうコマも結構あった気がします。
工程(4)後編仕上げ(イラレで作成)-3時間(22枚)
前編・後編を一気に描く気力は無かったので、2週間ほど空けて後編に着手しました。前編のあらすじ部分では、前編のイラストを流用できたり、イラレをどう使えば適しているかのコツがわかってきたりで前編よりも早く仕上がりました。
「絵を描いてから、その上に吹き出しを入れる」ということをしたいときにレイヤーが使えると便利です。
工程(5)動画にまとめてYouTubeにアップロード
静止画であるイラストを1枚ずつつなぎ合わせ、音楽を付けてイイ感じの動画ファイルに統合。できあがった動画ファイルをYouTubeにアップロードして完了です。この工程はサブくんにやってもらったので、詳しくはよくわかってません(笑)
イラストを描くために使ったソフト
アドビのイラストレーターを使いました。Windowsに付属しているペイントでもできます。個人的にはレイヤー管理ができるソフトを使った方が便利かなぁと思ってます。
参考にした本
本格的に漫画を仕上げようと思ったら、こだわる所は山ほど出てきます。ただ、商業出版するわけでもなくアウトプット最優先でやると、今回のやり方が一番よかったのかなと思ってます。そして、この手順は私が編み出したわけでもなんでもなく、250円で買った電子書籍に書いてあったことをそのままやってみただけです。
その電子書籍がこの本です。
「とにかく手早く漫画を描いて世に出してみたい!」という方は参考になるかも。
宝くじで1億円当てた社長の末路
動画はコチラです
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後編もアップできたら、追記しますね。
(2018/05/05追記)
後編もアップ完了しました。合わせてどうぞ!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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