『「1日30分」を続けなさい!』を読んだ感想

『「1日30分」を続けなさい!』を読んだ感想 読書
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こんにちは、上岡です。成果を出すために勉強したり、勉強を効率的に進めるために勉強したりするのが大好物な私ですが、前から気になってた本を読みました。内容はというと「これさえやれば、すぐできるようになる!」みたいな誇張表現もほとんどなく、真摯にコツコツと積み上げることの大切さを伝えてくれています。資格を取るための勉強はもちろん、何かしら仕事に生かすための勉強、さらにはアフィリエイトをする上での基本となってくる「記事を継続的にアウトプットし続ける習慣を身につける」といったことに活用できそうです。本書の中でも特に気になったトピックを紹介します。

 

勉強の成果に一番大切な要素は「どれだけ時間をかけたか?」

何かと忙しい(もしくは忙しいと錯覚している)現代人は、「忙しくて勉強なんてしてる時間がねぇ」と言いながら、ほとんど全てのバラエティ番組やらドラマをチェックしていたり、通勤電車に乗っては寸暇を惜しんでスマホゲームに勤(いそ)しんでいたりします。「それではいけない」と本書は警鐘を鳴らしてきます。

そしてものすごくシンプルに「何時間それに時間を費やしたか?」がアウトプットに直結してくるということをデータを交えて教えてくれます。ネイティブ講師とマンツーマン授業を週に1回受けても英会話ができるようにならないという現実も数字と共に残酷なまでに教えてくれます。何かしら身につけて向上していきたいという方にとってはヒントになるトピックがたくさんある気がします。

 

長く続けるコツは「少ないかな?」くらいの量で設定

能力的に考えても物理的に考えても「絶対無理じゃん」みたいな計画を立てて、初日だけ猛烈にやって燃え尽きてしまう。そんな経験をしたことがあるのは私だけではないと思います。計画してる時は、野望に燃える心を抑えきれずに自分の力を過信してスケジューリングしちゃいがちです。でも著者は言います。「細く長く続ける方がよっぽどマシだ」と。

人生はそこそこ長いですし、一夜漬けの戦いというよりは年単位の積み重ねによる総力戦みたいな局面の方が多い気がします。(ま、人生を戦いと捉えること自体がイバラの道な気もしますが・・・)1年後にこうなってるといいな、くらいのユルい気持ちで優しめの計画を立てて継続する方がよかったりします。成果を実感できるなど調子が上がってきたら作業量や勉強量は自然と増えていきます。「続ける習慣を身につけるのが近道」といえそうです。

 

3日坊主でも年50回繰り返せば150日間は勉強できる

「私、3日坊主なんです」という言い訳の最後の切り札的なフレーズが存在します。しかし勉強量を重視する成功のストーカーと化した著者は、そんなフレーズからも逃がしてくれません。「じゃ、3日坊主を毎週続ければよくね?」という提案をしてきます。確かに3日坊主とはいえ、3日間は続けれたわけですし、ゼロじゃない。ゼロと3って全然違いますからねー。

継続する習慣が身についていないなら「3日坊主を週1回やろう」に切り替えてみるのもアリかもしれません。気持ち的に楽ですし、結果的に毎日継続できるようになってる可能性が高いです。3日坊主から始めてみましょう。

 

まとめ

この本は「成果を出すのに近道なんてない。四の五の言わずに勉強しろ。」ということを伝えてくれる良書です。「秒速で1億円稼ぐ」みたいな刺激的なうたい文句は無いけれど、王道のやり方を真面目に教えてくれてます。そして、本書の冒頭にも書いてあったのですがこの本の内容は「2003年11月から『負け犬にならないための勉強法』として1万円で売っていた」そうです。なんと、情報商材だったんですね。

それでも内容がしっかりしているだけにクレームとか返金依頼は少なかったそうです。内容を読むと納得します。「書いてあること実践したけど成果が出ねーじゃねーかー!」って、本気で取り組まないと言えませんし、本気で取り組んだら成果出ちゃうでしょうから。

 

 

「1日30分」を続けなさい!

英語の勉強法についても1章割いて紹介されています。「どうしても英語が身につけたいんだー!!」という方は第5章だけでも読むとヒントが得られるかもしれません。私は翻訳こんにゃく的なツールへの期待感が勝っているので、英語の勉強はしてません(笑)

『「1日30分」を続けなさい!』を読んだ感想

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文庫: 224ページ
出版社: 大和書房 (2010/2/10)
言語: 日本語
ISBN-10: 4479302735
ISBN-13: 978-4479302735
発売日: 2010/2/10

 

 

 

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