字がうまいと、なぜだか「その人はきっと賢い人だ」と錯覚してしまう。
そんな経験はありませんか?
スマホ全盛の時代、年賀状を送るという行為も古臭いと思われがちな昨今ですが、
こんな時代だからこそ、手書きの価値が上がっているのではないか?
そんな逆バリ思想が好きです。
賢そうに思われたい欲が止まらない僕としては、
「読むだけで字がうまくなる」と豪語する本を見過ごすわけにはいかなかった。
ということで、実際に買って読んでみました。
読むだけではうまくならない→でも書けばうまくなる
いきなりタイトルの否定みたいになっちゃいますが、
読んだだけではうまくならないだろうな、というのが率直な感想です。
文字をどのようにとらえて、どういう風に書けば「うまい字」に見えるか。
そういったことがすごく丁寧に解説されています。
ですので、
本書を読めば文字をうまく書くためのポイントはつかめます。
ただ、ポイントがわかったからといって、
いきなり書けるようになるわけじゃない。
たとえば進撃の巨人のコミックを
カバーがボロボロになるほど読み込んでいても、
「立体起動装置で飛び回るミカサを描いて」
って言われたら、たぶん描けない。
脳内ではリヴァイ兵長顔負けの身のこなしで
戦場を飛び回るミカサ・アッカーマンが鮮明にイメージできているのに・・・。
字をうまく書けるようになりたいなら、
アウトプットが必要ですね。
この本を読んで取り入れた、たった1つのこと
やや否定的な感想を書いてしまいましたが、
本書で解説された内容はどれも納得のいくものでした。
色々と参考になる部分が多かったですが、
僕が一番グッときたアドバイスがコチラ
↓ ↓ ↓
「栄」という文字の部首「つかんむり」の書き方。(左が本書を読む前。右が読んだ後。)
おわかりいただけただろうか?
「ツ」の真ん中のチョンというのを
少し高めに書くことで「つかんむり」の上部に丸みを出す感じ。
こう書くと見栄えがよくなります。
読むだけで「うまい」と言われる字が書ける本
「中学生のころに身に着けた丸文字から卒業したい!」
という方にオススメです。
丸文字って今もあるのか?
単行本(ソフトカバー): 112ページ
出版社: CCCメディアハウス (2014/4/22)
言語: 日本語
ISBN-10: 4484142112
ISBN-13: 978-4484142111
発売日: 2014/4/22
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