個人事業主をやっていると毎年確定申告が訪れます。利益を明確にして税金を納めるのは国民の義務ですからね。とはいえ、「経費にできるものはできるだけ損金にして節税したい!」というのが本音だったりします。
この本は、「経費になる領収書、ならない領収書」というタイトルの通り、何が経費になるのかが具体的に例示してくれています。経費になるかどうかは、どのような目的で使われたかが重要という事がわかってきます。
個人事業主の方は、適切に節税できるようになるために、読んでおいた方がいいです。
ひとりカフェはどこからが経費になるのか?
僕はノートパソコンとwifi環境があれば、どこでも仕事ができます。ノマドワーカー的な働き方ができるわけです。フラッと立ち寄ったスタバで、フラペチーノ抹茶ラテを飲みながら記事を書くこともあります。もちろん、この時の飲み物代は経費にできます。(レシートの裏に「〇〇の記事作成」などとメモしておくとベストです。)
一方で、マックで朝食をとりながら、ノートパソコンを開いてホームページの構築を行ったとします。この時の朝食代は経費にできません。「え?仕事をしてるのに?」と思うかもしれませんが、食事は仕事をしてる・してないに関わらず、誰もがとるものなので扱いが変わるそうです。
同じ「食事をする」でも、複数人での打ち合わせであれば会議費として認められます。
このように、仕事がらみで飲食店を利用する場合でも、事例ごとに細かく明記されているので経費にするかどうかのジャッジがかなり明確になります。(※経費になるかどうかの判断は最終的に税務署が行います。この記事に記載した事例は、本で紹介された例ですが一つの判断材料くらいに考えておいてください。経費になるかどうか判断が難しいものは税務署窓口もしくは担当の税理士さんに相談しましょう。)
ダンゼン得する 知りたいことが パッとわかる 経費になる領収書 ならない領収書がよくわかる本
下記の目次一覧を眺めて、気になる費用があったら買ってみるとよいです。直接自分に当てはまらない事例についても読み進めることで、経費に対する考え方が明確になります。
目次:【第2章 コレって経費になるの?】
仕事の合間に、ひとりカフェでお茶をしました
仕事の合間に、ひとりファミレスで食事をしました
社長宅でホームパーティーを開きました
取引先に頼まれてキャバクラに行きました
取引先に頼まれて風俗に行きました
謝礼として商品券を渡しました
取引先訪問に際して手土産を買いました
取引先のお子さんが大学に入学したので、お祝い金を渡しました
疲労回復のためにマッサージへ、健康増進のためにスポーツクラブへ行きました
雑誌の取材があるので美容院に行きました
40歳以上の従業員には人間ドックを受診してもらっています
従業員とその家族でディズニーランドに行きました
出張先のホテルで朝食を食べました
出張で泊まったホテルで、有料チャンネルとマッサージを利用しました
定期券の区間にある取引先へ訪問しました
終電前、接待した帰りに自宅までタクシーを使いました
お客様を紹介してくれたお礼に紹介手数料を支払いました
オリジナルのカレンダーや手帳をつくりました
無料でお土産つきの試食会・体験レッスンをやっています
何もしない非常勤役員に給与を支払っています
愛人に給与を支払っています
英会話教室に通っています
運転免許や個人の資格、MBAを取得するためにいろいろと通っています
作業着として、ブランド物の服を買いました 214
従業員と在宅勤務者にタブレット端末を支給しています
舞台を観に行きました
競馬の馬券を買いました
近くの神社に初詣に行きました ふるさと納税もやっています
交通違反をしてしまいました
税理士でない人に確定申告報酬を支払いました
いろいろなお店で食べ歩きをしています
政治家のパーティー券を購入しました
取引先を招待して結婚式を挙げました。取引先の結婚式に招待されました
会社に着ていくスーツを買いました
ビジネスホテルでホテル住まい、そしてラブホテルを利用しました
役員退職金を支払いました
単行本: 264ページ
出版社: ソーテック社 (2016/3/31)
言語: 日本語
ISBN-10: 4800720370
ISBN-13: 978-4800720375
発売日: 2016/3/31
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