あおなみ線で名駅から20分。金城ふ頭駅で下車
鉄道オタクの友人に連れられて、金城ふ頭のリニア鉄道館に行って来ました。
展示スペースに足を踏み入れると「C6217」と書かれた機関車がお出迎え。愛称は「つばめ」というようです。姉妹列車に「はと」というのがあるそうで、機関車時代を支えた名車なんだとか。「C6217」と言われるよりは「つばめ」の方が覚えやすいです。詳しい人は型番で呼びたくなるんでしょうね。マツダの「RX-7」を「FD3S」って言いたい、みたいな。
展示されている列車の横にはスペック表や列車の歴史などが書かれたプレートが置いてあります。時速129キロも出たんですね。機関車、意外と速いぜ。
蒸気機関のコア部分です。計器類や配管が密集しててなんかカッコイイ。
完全に想像ですが、機関車の運転手って今でいう飛行機のパイロットみたいな「憧れの職業」的なものだったのかもしれませんね。
日立製作所が作ってたみたいです。ボディーに思いっきり「日立」の文字が。
続いては、新幹線300Xの側面。大阪の祖父母に会いに行くためによく乗った記憶があります。最高時速443キロっていうのがビックリです。さっきの機関車の4倍近いスピード。
300Xの正面から見た顔。ボリューム感の丸みを帯びたボディはこの時代の流行りだったのかなぁとも思ったりします。同じ年代に発表されたR33型GTRや、JZA80型トヨタスープラなんかも大ボリュームで丸みがありました。
その隣にはリニアです。正面は滑り台みたいな角度になってます。空力抵抗をダウンフォースに変えるための最高の形状がこれなんでしょうね。
「MLX 01-1」という型番みたいです。ドアが横スライドじゃなくガルウィングみたいに上に開く!近未来感がハンパない。
新幹線の座席ですね。何系かは忘れました。
300系新幹線の横顔。300Xとは面構えが少し違います。
時速270キロの営業運転を支える台車にも工夫がいっぱい詰まってそう。
こちらは0系のドクターイエロー。線路のゆがみや架線の状態なんかをチェックする車両です。見かけると幸運が訪れるなんて言われてますね。
私も700系のドクターイエローを2回ほど見たことがあります。動画撮影したい。
列車の連結部分の凸。
お昼ご飯は館内にあるキオスクみたいな売店で弁当を買って食べました。鉄道館の外に飲食OKな電車が展示されていて、その中で食べました。
昭和39年当時の弁当を再現したそうです。懐かしい感じがしますね。
信号機か何か。
線路の切り替えするやつですね、たぶん。
「EF58157」です。チョコレート色の電車です。阪急電車のあずき色を思い出しました。
東海道本線を走ってた列車です。緑とオレンジの感じが懐かしい。最近のヤツはシルバーボディに緑とオレンジのラインが入ってますね。
座席横に当たり前のように灰皿があるあたりにも時代を感じます。
ワイパーもオレンジ色してる。
ガラスに書かれた「乗務員室」の文字は手書きっぽいです。
さらに昔の車両。木製の窓枠ですね。天井に扇風機が付いているので暑い夏もへっちゃらです。
「キハ181-1」は日本で役目を終えた後ミャンマーに渡って活躍しているそうです。モノヅクリ日本バンザイですね。
頭の部分にシートみたいなのが掛けてあります。
割とちゃんとした洗面台がある。
ガンダムとか好きな人がデザインしたんじゃないかって思うクハ381系特急しなの。
私なんかは世代的にこの色合いからキン肉マンを連想します。
新幹線の連結部分です。
蛍光灯カバーに時代を感じます。
100系新幹線と0系新幹線。100系の尖り方はかなりのミサイル感があります。
手前から700系、300系、100系、0系。500系は管轄がJR西日本だからか、展示されていません。ここはJR東海の施設。
食堂車のある新幹線の通路は狭くなってるところがありました。西村京太郎サスペンスとかに出てきそう。
今は無き食堂車です。普通の座席で食べるよりも食事したって感じがしますね。ただ、効率は悪いし、食堂車とっぱらって座席にした方が儲かるだろうという判断は正しいかも。
ステンレスだらけの調理スペースも見られます。
3列、2列のシート構成はずっと変わらないんですね。
食堂車の満席を知らせるランプ。
さっきと別のタイプの食堂車です。通路から丸見えなのはいかがなものかと。
デザインがレトロですね。
調理スペースは普通の飲食店のキッチンと変わらない感じ。
料理室。
かなりトゲトゲしい車両。武装車両かと思ったら違いました。電車の周囲に障害物が無いかどうかをテストするための車両なんだとか。
「触るものみなキズつけた」的な攻撃性の高い見た目です。
かなり広いスペースを使ったジオラマコーナーもあります。東京、名古屋、大阪をギュッと詰め込んだ感じのジオラマになってます。
レインボーブリッジの向こうにお台場があります。フジテレビのビルもありますね。
新橋駅前の機関車や東京タワー、スカイツリーなんかもしっかり再現されてます。広いとはいえスペースが限られているので、位置関係は割と適当になってます。
「C57139」です。重厚感がすごい。
見上げる感じのアングルもいいですね。
美しいフォルム。
まとめ
リニア鉄道館は思ってた以上に楽しめました。スマホのバッテリーが切れたので写真に残せませんでしたが、新幹線のメンテナンス作業まわりの解説とか良かったです。
バラスト交換、レール交換、架線取り換えなどなど、営業が終わった深夜から始発の間にメンテしてくれてるから新幹線は毎日事故もなく走っているんだな、というのがよくわかりました。
来場者は、子供連れの家族と電車好きそうなオジサンの割合が多かったです。休日でしたが、激混みするということもなく割と快適に回ることができました。
子供に媚びた感じではなく、本格的な内容の展示なので大人にもオススメできる施設です。
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