Pukiwiki(プキウィキ)はオワコンではない
Pukiwiki(プキウィキ)って何?という方も、その仲間には触れた機会があると思います。何を隠そう、みんな大好きウィキペディアもWikiという仕組みがベースでできあがってます。その設置と更新の手軽さから2000年代前半に結構なブームが起こってたシステムです。
ま、特徴は色々あるんですが、Pukiwikiは簡単にまとめると
・PHPで作られてる
・データベース無しでも動かせる
という特徴を持ったwikiですね。PHPさえ動かせれば、格安のレンタルサーバーにフォルダごとボンッとアップしてしまえば設置できちゃいますから。デフォルトのままだと誰でも記事の追加や編集ができてしまうので、そのあたりだけ調整が必要だったりもしますが。
たまたま見たサイトがPukiwikiで作られてて、「懐かしいなぁ」と思って色々触ってみました。
最新版のPukiwiki(プキウィキ)はPHP7に対応している
公式サイトで最新のPukiwiki(記事執筆時点では1.5.1)をダウンロードしました。開発は継続していて、予想外だったんですが、PHP7にちゃんと対応していました。これはスゴイ。
Pukiwiki公式サイトはコチラ
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WEBプログラミング界隈では、「PerlもPHPもダサい。今はWebアプリもRubyかPythonで作るのが常識っしょ!」みたいな空気感が少なからず漂っています。Perlでプログラミングを覚え、仕事ではPHPメインの私としてはダサいと言われると切なくなりますが、そのような流れがあることも肌で感じてます。
ただ、日本で格安レンタルサーバーを借りて、中小規模のWEBアプリを運用するという局面ではPHPほど便利なものは無いというのも事実です。環境構築しなくても最新版のPHP7系が使えますからね。ま、プログラミング言語はツールでしかないので、実現したいものを満足のいくスピードで仕上げられたら何使ってもいいんじゃないかと。
ということで、「愛しさと、せつなさと、心強さの詰まったPHP7」に対応したPukiwikiでまとめサイトを作ってみました。
スマホ対応するだけで、なんかイケてる感じになった!
設定ファイルをチョコチョコっと調整して、FTPでボンッとアップロードするだけで完成。この手軽さがたまりません。ただ、残念なことが一つありました。それはスマホ対応してないことです。スマホからのアクセスがPCアクセスを超えて久しい現代において、スマホで表示したら字がちっちゃくて読めないとか致命的です。
ま、これはPukiwiki自体の問題ではありません。それに見た目のゴニョゴニョは我々WEB屋が一番輝ける場所でもあるわけです。ということでPukiwikiをレスポンシブ対応に変更してみました。デフォルトのPukiwikiだとガラケー時代の名残からか、ユーザーエージェントごとにテンプレートを振り分けるような仕様になっています。が、CSSが強化された現代はメディアクエリーを書けばOKです。
「Googleモバイルフレンドリーチェック」というグーグル製の、スマホ対応できてるかどうかのチェックツールを使って検査してみました。
大丈夫みたいです。
ちなみにGoogleモバイルフレンドリーチェックはこちら↓
「私のサイト、モバイルフレンドリーかしら?」と不安になったらチェックしてみてください。グーグルはスマホ対応してないサイトを冷遇するつもりと宣言していたので、対応できるならしておくに越したことはありません。
Pukiwikiは攻略サイトやまとめサイトでは威力を発揮できる
今回は私が愛してやまないモンスターハンターワールドの攻略wikiっぽいものを作りました。Pukiwikiを最低限のカスタマイズでレスポンシブデザインにしてありますので、チェックしてみてください。
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何かしらのテーマに絞って、良質な記事を書き溜めてアクセスを集める。そういった用途だけを考えるのであればワードプレスを選ぶのが一番かと思います。Pukiwikiの有利なところというと、MySQLなどのデータベースを使わずに設置ができるということです。格安レンタルサーバーはHDD容量は100GB超えと太っ腹だったりしますが、データベースの作成上限はせいぜい数十個です。データベースの上限を気にせずに、サーバー内にディレクトリ切りまくって、まとめWikiなどをジャンジャンアップしていく。そんな運用をするのであれば、Pukiwikiは最適かなぁと思います。
実際、ゲーム攻略系の有名サイトもWikiを活用してますからね。適材適所で使っていけばPukiwikiは今でも役立つ仕組みだというのが私の感想です。気になった方は、是非使ってみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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